前から小学生のサッカー競技人口について何度か書いていたんですが、ちゃんと調べた事なかったので調べてみました。
元にしたデータは総務省統計局の「学校基本調査」と、JFAの「サッカー選手登録数」です。
JFAのデータが1979年以降なので、それに合わせて小学生数も調べてみました。まず、小学生数は1981年の約1,200万人弱をピークに減少傾向となっています。2015年が約650万人なのでピーク時の半分近くまで減ってる事になります。
一方、小学生のサッカー人口は、何をもって競技人口とするかは微妙ですが、ここでは4種登録者数を用います。つまり少年団やクラブチームに所属している12歳以下の児童数となります。記録上一番古い1979年には7万人弱の登録者数が、2013年には32万人弱まで増えてます。特に1980年代の競技人口の増加は目覚ましいです。協会の努力もあると思うんですが、無視出来ないのは「キャプテン翼」です。少年誌の連載が1981年〜1988年なので下記グラフを見ても大きく影響したと考えていいと思います。実際、その頃小学生だった私ですが、遊びでボールを蹴りながら「ドライブシュート!」と叫んでた記憶があります。(田舎だったので地元にサッカークラブはありませんでしたが。。。)
その他にもJリーグ開幕や日韓ワールドカップは影響していると考えられます。久保君の功績もあるような無いような。でも、朝練する子供は増えた気がします。
元データは同じなのですが、「サッカーをやっている子の割合」、つまり小学生数に対する4種登録者の割合を出してみたいと思います。1980年初頭は1%程度だったのが、2013年には4.8%弱まで増えています。つまりサッカークラブに入ってる子供が、35年程前には100人に1人くらいだったのに対して、今は20人に1人位にまで増えてる事になります。
期間は短いですが東京都のデータもあるので今度掲載してみます。ちなみに、東京都だとサッカーをやってる子の割合は全国平均よりも少し高く、2013年では6.5%強ありました。
カズは横浜FCの練習でした。