厚生労働省が出している「未来人材ビジョン」という資料があります。
内容は、日本の2050年に必要な人材を想定し、その未来と現在の教育や企業の在り方のギャップを指摘しています。一つひとつは目新しいものではありませんが、こうやって纏まって見ると、さすがにゾッとします。
夕飯会議
わが家では、月に一回「つきいちかい」という、我が家の財務状況などを報告し、家族全員が先月あった出来事などを話す家族会議があるのですが、今回は臨時家族会議を開いて、この未来人材ビジョンを一緒に読みました。
2050年、カズは45歳、長女は43歳で、今の私や妻に近い年齢になっている、という前置きをして話を始めました。
さすがに小4の次女は途中で付いてこられなくなりましたが(それでも一生懸命発言しようとしてました)カズと長女は2時間くらい熱く議論してました。
100頁くらいありますが、ぜひ各家庭でもお子さんと一緒に眺めてみてください。中学生以上であれば議論できると思いますよ。
抜粋
どんな事が書かれているか、抜粋してみます。
生産年齢人口(労働人口)が2/3に減少する。
2020年、7400万人いる生産年齢人口は、2020年には5300万人へ減少するようです。
別の統計ですが、日本の総人口が最大だった2005年と比べると、2050年は生産年齢は3500万人減少なのに対して、高齢人口は1200万人の増加となります。感覚的には、周りを見ると、年寄ばっかりになるんでしょうね。(私も立派な年寄になってるはずです。生きてれば)
高度人材から選ばれない国
OECDの調査によると、能力や技術のある人から選ばれにくい国になってるようです。
元ネタはこちら Talent Attractiveness – OECD
課長・部長の給与はタイ以下
なかなかショッキングな内容ですが、タイは経済成長真っ只中なので、冷静になれば妥当な結果かもしれません。今となってはシンガポールより給与が安いのは受け入れてますからね。