カズからのメール
「ぱぱ、本当⁇…だけと、よかった。^_^何曜日⁇パパ行ける日ある⁈何で知ってるの?だけと、本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当によかった。曜日金曜日何じゃないの。うそでしょう。監督からじゃない…今日は、2ゴール(3年と)やりました。3年とやりだけと、かったんだ。」
所属チームでは、監督に選ばれた子だけが、ひとつ上の学年の練習に参加できる。
今年の夏くらいに他の子達が選ばれたが、カズは選ばれなかった。カズは自信があったようで、選ばれなかった時は相当なショックだった。親が息を呑むほど悔し泣きをしてた。でも「辞めたい」とか言わず、自分に足りない所(主にメンタル)を、必死に克服していった。
朝練も怠ける事がなくなった。大会ではキャプテンになって区で優勝した。他の試合で負けた時は、チームで一人、悔し泣きをしていた。
昨日、練習を見に来てた監督に認めてもらったのだろう。やっと上級生の練習に呼ばれた。最初の文章は、それをカズにメールで知らせた時の返信。
勉強でもスポーツでも、本気でやればやるほど、本人にとっては理不尽な出来事にぶつかる。残酷とも言える。でも、その理不尽に打ち勝って初めて、本当に成長できるんだと思う。