完成させない

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今日もカズにはトラップ後のダブルタッチの練習をした。

こういう練習をしてると「上手いな」と思うのだが、反面、この教え方ではダメだな、と思う時が多い。指導者の端くれとして恐怖心を覚える。

運動能力は5歳までが成長の一つの目安だとされている。もちろん、そこからも伸びるのだが、5歳までに運動をしていると、その後のつまづきが少ないらしい。なので、サッカーでは5歳位までに、ある程度の基礎を身体で覚えておくほうが良い。必要なのは反復練習と親の根気。

JFAのこの資料はとても良いので、一読の価値あり。[PDF]

で、問題はそこからで、カズに対しては、反復練習は極力避けている。今は、ドリブル練習だけが決まった練習だが、それも3年生からは、減らそうと思う。

反復練習を行って、高い技術を安定して発揮できるのも一つの形だと思う。ただ、それよりは、小学生の間は、普段はイマイチでも、稀にスーパーなプレイが出るような育て方をしたい。少なくとも、そういうプレイを出そうとチャレンジしたことを褒めたい。なので、練習では「正確にやれ」と言わない。逆に、良く言うのは「スピード」「チャレンジ」「アイデア」「思いっきり」。小学生で完成された選手にはしたくない。

カズに、いつも送ってるキーワード「圧倒」。一瞬でいい、他を圧倒するようなプレイができれば。そして、その感覚を身体のどこかで覚えておいてほしい。

と、書くのは簡単だが教えるのは難しい。しかも、試合とかで普段通り「イマイチ」だったとして、その不満を親としてぐっと堪えるのは、もっと難しい。忍耐を超えた、修行だ。

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