一喜一憂

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土曜はU15県リーグでした。平塚まで観戦に。

また出ないかな、と思っていたら後半スタートから登場です。最初は右サイドハーフ、その後トップをやってました。この日は積極的なプレーが目立ってました。

ジダン監督の久保選手評

実は、この日の朝、マドリードダービーをDAZNでやっていて、それを少しだけカズ一緒に観ていました。その時の下記の記事にあるジダン監督の久保選手評について話をしました。

「プレーすることに恐れを抱いておらず、フットボールをプレーすることが好きで、それは素晴らしいことだ。自身の所属するクラブについてよく理解もしている。ここにいるすべての選手が重要であり、特別なことではない」

引用:Football ZONE web

この発言を読んで、久保選手を評価してるポイントが「プレーを恐れない」って事だとしたら、レアルの選手の中にもプレーを恐れる選手が要るって事なんだ、と驚きました。

この話をしてるときにカズに言ったのは、まず前提としてプレーはどんな選手にとっても「怖い」ものだということです。

恐怖

サッカーでボールを持ったプレーということは、最低でも22人の注目を集めるわけで、そこに加えてコーチや監督、応援に来てる大人の目もそこに行くわけです。たとえ練習試合でも怖さはどこかにあるはずです。むしろ個人的には「怖い」ことだと思い続けて欲しいです。

大人の仕事でも一緒ですよね。人と違うこと・注目を集めること・先陣を切ること、私は全部「怖い」です。批判的な人がいるんじゃないか・失敗するんじゃないか、そんな恐怖心があって当たり前で、無いと単に危なっかしいだけの人になる気がします。

勇気

少し話がそれます。

判断とは「正誤」もしくは「確率」上の選択です。決断とは正誤や確率を度外視して「意志」を持った選択のことです。「怖さ」の簡単な解決策は「判断」に逃げることです。「判断」をしていれば、試合中はあまり怒られないでしょう。理由もあるので自分への言い訳もできます。

シュートじゃなくパスをしても、縦パスをしないで後ろに戻しても、少なくとも「判断」はしています。サッカーでも大人の世界でも、そういう「判断」のできる人は大勢います。つまり、それくらい出来るのは「普通」なんです。

じゃあ、私達サッカー少年・少女の親は子供に何を求めてるんでしょうか。もし子供に「普通」から抜け出して欲しいと思っていたら、そのために自分が何をしてあげられるんでしょうか。

子供が「普通」を超えていく最初のステップは「意志」を持つことです。でも「意志」を持つのは子供にとって(大人にとっても)怖いことです。もし、今は恐怖心が無いとしても、それはステージの問題です。レアルの選手と同様に、ステージが上がれば恐怖心は芽生えます。早めに恐怖心を知るのは悪いことではありません。「恐怖心を無くせ!」という指導は間違ってます。やり方を教えてない時点で指導とは言わないです。同じ意味で「仕掛けろ」とか「縦パス入れろ」みたいな指導もパターンを反復してるだけなので意味がないです。余談ですが、私の知ってる成功している経営者には小心者が多いですね。

「意志」をサポートしてくれる唯一の味方が「勇気」です。「勇気」のサポートを得た「意志」が「恐怖」を超えていけば、結果として行動に出始めます。

「意志」の無い子供(人間)はいません。いつも、小さく芽生えては消えて、を繰り返しているんです。「意志を持て!」というのは筋違いです。私達ができる唯一の事は、子供の「意志」のサポート役である「勇気」を育ててあげることです。子供の「勇気」を育てるには「意志」を持ってもいいんだ、という心理的安全を担保するとです。プレーの成功や失敗とは関係ありません。まして、叱責は萎縮を生むだけで、せっかく芽生えた「勇気」も萎んでいきます。

本当の育成というのはサッカーの試合に多く出ることでは無く、失敗が許される年代に、小さく芽生えた彼ら・彼女らの「勇気」を見守り育ててあげることでは無いでしょうか。それがいつか個性となって輝いていくんだと信じています。

(という事を前の自分に言い聞かせたいですね…反省)

U15

なんだか話が壮大になりましたw

で、試合ですが、積極的なプレーが功を奏したのか、なんと公式戦で久々の得点をしました。シュートの威力が弱くて、チームメイトからは「バックパス?」と揶揄されたみたいですが、それでも得点は得点ですね。

TRM フロンターレとロアッソ

夏休みシーズンに入り、遠征や練習試合が組まれています。日曜と月曜はJ下部との試合が続きます。日曜は川崎フロンターレとロアッソ熊本と試合しました。

結果は2連敗。カズは左サイドハーフで出ましたが、ボールロストが多くて良くは無かったです。でも「勇気」を持とうとしているのは見えました。いや、見えていたと思いたいw なので、家に帰ったら勇気を讃えました。

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